平成23年度5月1日
三条高等学校 総会報告
三条高等学校109回目の創立記念日である5月1日、平成23年度の同窓会総会が100名以上の同窓生の方々、また全国各地の支部からのご出席も多数賜りまして無事に開催することができました。幹事学年を代表いたしまして心より厚く御礼申し上げます。今年3月11日の東日本大震災、続く福島の原発問題の甚大な被害の影響の影響を鑑み、同窓会を準備する過程では同窓会開催の延期や中止も検討しました。しかしながら渡邊会長はじめ役員の方々から温かい応援や激励をいただき、また小島校長先生、先生方におかれましては格別のご配慮とご協力をいただき、今年が母校の校舎にて総会のみを開催することになりました。同窓会開催にあたりご尽力下さいました事務局の寺尾さんや、多くの関係者各位の皆様には改めて感謝申し上げます。そして同窓会直前になり会場や内容が大幅に変更されたことで多くの方々にご心配、ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
一年前の5月1日に坂井剛志先輩のバトンを我々44回卒業生が受け継いでから、幾度となく学年幹事では打ち合わせを重ねてきました。こうして学年幹事数名が度々集って同窓会に向けて様々な準備を行っていくことで、協力してくれる同級生が徐々にひろがり、卒業後20年ぶりに仲間達が一同に再会して同学年の親交を深めることができました。卒業後に多方面で活躍する仲間達は、5月1日の同窓会のため二つ返事で協力尽力してくれ、当日には遠方も含め30余名が駆け付けてくれました。私自身は代表幹事という立場を1年間務めさせていただいた事で、同窓生の方々の母校に対する温かい想い、同学年の仲間達の友情を再確認することができました。今回の震災後に他者を思いやる心、人と人を結ぶ絆が日本全国で見直されておりますが、今回の同窓会ではこうした思いやりの心、誰かのために本気になることを、多くの先輩方と仲間達から教えられました。校歌の最後にある言葉「国の柱とそびえばや」、三高に脈々と受け継がれている国や母校に対する奉仕の精神が、国難とも言われる大災害後の我が国で、私達日本人すべてに問われているかと思います。後に続く後輩達にも厳しい局面だからこそ、三高の良き伝統と高い志を引き継いでもらいたいと願っています。
今回の同窓会で集められた義援金19万500円は、5月18日三条市役所にて渡邊同窓会長と共に、三条高校同窓会として国定三条市長に寄付させて頂きましたことを、この場を借りてご報告いたします。末筆ではございますが今までご指導、ご鞭撻、ご協力を賜りましたすべての皆様、一年間共に同窓会開催にむけて奔走してくれた副代表幹事の名古屋豊君と中澤泰次郎君、五十嵐浩君と小林京子さん、楡井弘人君、44回卒業生の仲間達、そして三高OBでもある祖父と父に感謝を申し上げ、結びとさせて頂きます。
|