「ご挨拶」
同窓会会長 野水 重明
三条中学校・三条高等学校同窓会会員の皆様には、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。平素より同窓会活動に対して深いご理解と多大なご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
3年に及ぶ新型コロナ禍での生活も、昨年5類への移行という大きな節目を迎えました。私たちの母校である三条高等学校にもようやく日常が戻り、今年の3月1日には卒業式および同窓会入
会式、4月8日には入学式など、多くの行事が通常の形で開催できるようになりました。
同窓会におきましても、昨年から5月1日の総会・懇親会や各支部総会・懇親会などの活動を4年ぶりに完全対面にて開催させて頂きました。コロナ禍においては困難であった対面での交流が可能となり、三条ビップにて開催された総会・懇親会には大変多
くの同窓生の皆様にご参加頂き、久しぶりの対面に大変盛り上がり、多くの笑顔が印象的な会となりました。
さて、一昨年の三条高等学校「創立120周年記念事業」では、多くの会員の皆様からのご寄附をはじめとする多大なご支援、ご協力により、全ての記念事業を滞りなく実施することができました。改めて皆様のご尽力とご支援に深く感謝申し上げます。ご寄附は、文部科学省から指定を受けたWWL(World・Wide・Learning)事業の海外研修支援、吹奏楽部の楽器購入、特別教室の冷暖房や視聴覚教室のモニターの設置などに大切にお使い頂いております。
さて、今回の源泉の配付にあわせて、新たな募金のお願いを同封させて頂きました。その趣旨につきまして触れさせて頂きたいと思います。少子高齢化やデジタル化、グローバル化など、大きな外部環境の変化に常に民間企業も対応しておりますが、日本や新潟県ならびに県央地域、ひいては県立高校である母校三条高等学校の運営においても、この外部環境の変化に適応しなければならないことを実感しております。そのためには、選ばれる高校への変革を目指し、高校はもちろんのことPTAや後援会、そして同窓会や地域社会が今まで以上に連携を深め、協力していく必要がございます。
WWL事業は、令和3年度からWWLコンソーシアム構築支援事業の拠点校としての指定を受けております。この事業では、地域や大学との連携、国際交流などを通じて、さまざまな課題の解決に挑むグローバルリーダーを育成することを目的に、同窓生や保護者の皆様、地域の皆様のご協力を頂きながら、勝山校長先生を筆頭に教職員の皆様一丸となってご尽力頂き、生徒の皆さんが高い志を持ち、日々充実した学校生活が送れるよう成長をサポー
ト頂いております。これまでに、母校や在校生の皆さんへの支援について、同窓会で何度も議論を重ねてまいりましたが、大きく変化する外部環境に適応することの重要性を改めて学ばせて頂きました。同窓生の皆様にご提案させて頂きます募金活動について、
その趣旨をご理解頂きご協力頂けますと大変有難く存じます。
これまで3万人を超える同窓生の皆様が、国内外の政治、経済、産業、文化、教育等あらゆる分野でご活躍され、社会の発展に貢献されていらっしゃいます。WWL事業の継続に加え、令和7年度には理数科メディカルコースが設置予定です。母校三条高等学校は、人口が減少する地域においても、さらに優れた人材を輩出する高校となるべく今まさに大きな分岐点に立っており、同窓生の皆様のご協力をこれまで以上に必要としております。同窓会と
致しましても、同窓会の目的である「母校の発展に寄与すると共に地方文化の向上に貢献する」ために、母校と同窓生のさらなる密接な連携の下に、会員相互の親睦を図り、母校を強力に応援してまいりたいと思います。
同窓会は、会員の皆様のご協力なくしては決して運営できるものではございません。同窓会運営に、会員の皆様の益々のご指導、ご協力をお願い申し上げます。
末筆となりますが、三条中学校・三条高等学校同窓会会員の皆様のご健勝と益々のご活躍を祈念申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。
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