平成22年5月1日
平成22年度代表幹事高第四十三回卒 坂井 剛志
三条高等学校108回目の創立記念日である平成22年5月1日に平成22年度の同窓会総会が、全国各地の支部からのご出席も多数賜りまして盛大に開催することができました。また、前年度代表幹事の古川裕之先輩をはじめ同学年の先輩方より温かいご支援ご指導を賜りましたことを幹事学年を代表いたしまして心より厚くお礼申しあげます。
例年、記念コンサートと題して卒業生の方々からご出演いただく内容となっておりましたが、第一部総会、第二部懇親会という設えにさせていただきました。今年度は、渡邉新同窓会長就任後、初回の同窓会です。そこで、テーマを「新・旧」と位置付け、その懇親会では我々幹事学年が生まれた1972年、73年当時の三条高等学校の風景、体育祭の様子と昨年の体育祭の模様を交え、映画部OB・OG会のご協力のもと、「38年前……皆さんは何をしていましたか?」と題し、我々で編集したビデオを上映するとともに、三条中学時代の校舎もパネル展示させていただきました。
渡漫会長が常々おっしやっておりました「伝統を継承する」その「伝統」が存在する場所はやはり我々の学び舎だと僕は感じておりました。「原点回帰」の「原点」とはその三条高校ではないでしょうか。同窓会には様々な年代の先輩方よりご出席いただきました。我々が上映するビデオや木造校舎のパネルなどをご覧いただいて、「あの頃はこうだった……」「そういえば、あんなことがあった」と年代を越えた同窓生同士の語らいの場を創設するきっかけが必要なのではないか。同窓会と言うのはそんなきっかけの場だと僕は感じ、運営させていただきました。正直、懇親会の場ではあまり注目されないのではないかと不安な部分もありましたが、閉会後会場を後にされる先輩方から「よく見つけたね」「あのころを思い出したよ」とお褒めのお言葉をいただき、「支部でも上映したい」とのご依頼も賜り、とても印象的で感動的でした。
昨年の総会で代表幹事という大役を仰せつかり、無事に同窓会を開催することができ、まずは一安心しておりますが、その間支えてくれた43回生の同窓生に本当に感謝しております。大袈裟なようですが、多くの人々に支えられて生かされていることを感じました。それは我々43回生だけではなく、お集まりいただいた諸先輩方もそうです。「三条高校」というキーワードで皆が一つになり、それが「伝統を継承する」力となり得ることを身をもって体験しました。
末筆ではございますが、今までご指導、ご鞭捷、ご協力を賜りました全ての皆様に感謝を申し上げ、結びといたします。本当にありがとうございました。
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