新潟県立三条中学校・高等学校同窓会
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加茂支部活動状況について(6年度源泉より)

加茂支部(高50回卒) 田中 雅史

 加茂支部では本年度6月24日に加茂市産業センターにて加茂支部同窓会、7月 28日に加茂市の割烹阿部にて加茂支部幹事会が開催されました。私ごとですが今 年5月の三条での同窓会に初めて参加させていただき、その後に加茂支部の幹事 を拝命させていただきました。
 高校在学当時はバスケ部に所属し、引退するまで毎日部活に明け暮れる日々を過ごし、練習は厳しかったのですが練習後の充実感は得難いもので、先輩や同級生、後輩たちとの思い出は大切な宝物です。夏休みの四日町の旧校舎での合宿の際に、先輩より「冷たい味噌汁が出るからびっくりするぞ」と言われ、昼食でいただいた冷や汁が当時とても斬新で驚きました。
 高校卒業後は東京の大学へ行き、アパレル企業とIT企業で勤務し、数年前に地元へ戻り現在は加茂市議会議員を務めさせていただいています。IT企業ではクライアントに対するインターネット通販のコンサルティングを行っていました。そこでの経験を活かして現在は市のDX推進やふるさと納税寄付額の拡大の提案をしています。
 前年度の源泉において、新潟支部の山田茂太孝さんが加茂市のご出身であられ て、加茂市の定光寺にApple創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が1985年から一 時期滞在されていたことについて触れられていました。市内でもそのことを知っている方が少なく、お恥ずかしながら私自身も2014年に帰省した際に同じく東京で仕事をしている同級生より聞き、翌日に飛んで定光寺へ伺いました。
 大学時代に友人のパソコンを使わせてもらってから、PCやITに強い関心を持ち、現在DXやECに携わっているため、地元にジョブズ氏が滞在されていたことに大きな感動と、縁を感じています。
 2025年には三条高校に理数科が設置されます。母校からもジョブズ氏のよ うな世界を代表するIT事業家が創出されることに期待します、そのきっかけと して加茂にもぜひお越しください!

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創立百二十周年に際し(5年度源泉より)

加茂支部長(高17回卒) 古川 洸

  創立百二十周年を迎え、記念式典、記念講演及び記念事業に当る募金活動の目標額に準ずる結果に至った事で全て良し と記念祝賀会で知り、加茂支部として安堵と喜びを感じています。特に募金活動は新型コロナウイルスによる感染症又ロ シアに依るウクライナ侵攻で社会の停滞がある状況で、五月の同窓会総会後送られて来た募金趣意書等は机上に置いたま ま、卒業生の善意に期待しておりましたが、八月末に野水同窓会長他二名の別会長が訪れ募金活動について現況を話され 協力を求められ、支部の幹事二人と相談の上、卒業生への訪問依頼と通信により依頼の二本立で、 教育設備の充実と生徒へ成長の先行投資を主体に御協力をお願いした結果、幾多の御好意を頂き、その成果を本部に送りました。
 しかしながら加茂支部の卒業生の規模が三条地区に比して極めて小さく全体の状態が分からず、不安を抱いていました。 十月二十二日充足した気持に至りま した。
 私は六十年前に行なわれた式典を記憶の隅に残っておりますが、記憶の一番は自然災害です。三八豪雪、猛吹雪の中、 学校から自宅へ、積った雪の道を電線を跨ぎ通学しました。学校から自宅へ歩いたのはもう一つ新潟地震です。他に在校 中は新潟国体、東京オリンピックがあり、選手と共にステージに上がり応援歌、拍手を指揮した事などこれらの事か ら次々と出てくる思い出は私の人生の起点になっている様思われます。三条高校時代です。
 在校生として若い卒業生の皆さんが大きく前進するための礎として堅固なる源泉として三高の存在が維持される様、 皆様と共に応援して行きたいと存じます。
 今度の事業に参加させて頂き、今回運営、募金活動に力を入れて頂いた方々に有難く感謝します。

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学生時代を想い出して(3年度源泉より)

加茂支部長(高43回卒) 浅野 一明

 二月の初旬。久しぶりにまとまった雪の積もったある朝。
 さて、神社のお手伝いをさせてもらうようになって何度目の冬だろう、などと考えながら、青海神社の広い境内と長い参道の雪かきに追われていました。
 普段、神社の忙しい時にお手伝いに行っています。この日もご祈祷の予約などがあるのでと神社に行ってみれば、この大雪。  お客さんがいらっしゃる前にこの雪をなんとかしたいのですが、かいてもかいても、なにせ広いので一苦労です。
 とりあえず歩く道を確保して、ご祈祷も無事に行われ、社務所で一息ついていると、若いご夫婦が、御朱印を求めにいらっしゃいました。
「この雪で、ここまで上がって来られるの大変でしたでしょう。」  
奥様が笑って答えます。 「ええ、大変でした。」
「でも、とても美しくて素晴らしい景色でした。一面の雪に覆われた、参道の木や神社の建物に圧倒されました。」
 私は、つい癖で、いやいやそんなことないですと言いかけましたが、私が謙遜するのもおかしな話だと思い直し、ふと外を見ると、確かにそこは別世界のように美しく荘厳な世界がありました。
 小降りになって少し明るくなった曇り空の下、すっぽりと雪をかぶった木々の黒い幹と拝殿や神楽殿が静かに佇みます。水墨画のように、少し厳しくも美しい世界。
 私にとって見慣れた風景でもあり、ましてや雪かきに追われていては気付きようもない美しさです。
「冬も美しいですが、春も夏も秋も、それぞれに美しいです。ぜひまたお越しください。」
 そう言ってご夫婦をお見送りしました。
 本当に美しいもの価値あるものは、一番身近なところにあるのかもしれませんね。

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学生時代を想い出して(3年度源泉より)

(高40回卒) 坂井 恵里

 東京都立川市の総務省自治大学校で、令和二年十月末から令和三年一月半ばまでの約三 カ月間、研修の機会をいただきました。
 中三で受験生の息子がいましたので、長期にわたり家庭を空けることに、母の役割とし て迷うところもありました。
それでも、「子どもは親の背中を見て育つ!」毎日の生活の中で意識することなく、様々なことを吸収してい るでしょう、立派な言葉をかけるよりも、頑張る姿、ありのままの姿を見せて、親子一緒に成 長しようと思い、東京行きを決意しました。
本当のところは、不安よりも、学生時代に戻れるワクワク感でいっぱいでしたが。

 自治大学校では、行政法・民法・地方税財政 制度・地方自治制度・地方公務員制度を学ぶ 基本法制研修と、事例演習や政策立案を学ぶ第2部課程がありました。効果測定があり、出題範囲が広く苦労しました。
寮の談話室に集まり、 自分一人では難しい問題について勉強会を開 いたり、研修生が自ら まとめた学習資料を共有したり、お互いに励まし合いました。深夜の受験勉強を何度思 い出したことか。

 研修生が全国各地から集まっているので、同じテーマであっても自治体によって現状や課題が多様で、課題に対する考え方やアプローチの仕方など、多角的な視点での捉え方を学ぶことが出来、よい刺激を受けました。全力で研修に取り組み、この歳になって、新しい知識やスキルを学び、自分の意識改革ができるなんて夢のような時間でした。研修を終えて、精一杯やり遂げた達成感。
このような学びの機 会を与えていただいたことに感謝し、研 修を通じて出会えた多くの仲間に支えられ、今があることを心から実感してい ます。
人と人とのつながりは、今後の公務員生活の大きな財産となりました。

 息子は春から高校生。勉強に文化活動に仲 間づくりにと、青春を謳歌し始めました。嬉 しく、誇らしく思います。背中を見てくれていたかどうかは、わかりませんけれど。

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春爛漫の花の色(2年度源泉より)

(高27回卒) 市川 一行


 三条高校の校歌については、既に本誌上において多くの方々が書いておられる事かと思います。知っておられる方も多くいらっしゃるでしょうが少々お付き合いをお願いいたします。 さて、校歌が旧制第一高等学校寮歌のメロディを使っているという事は周知のことであります。まて、旧制一高寮歌と言えば『嗚呼玉杯に花うけて』だから違うんじゃないのかと思っておりました。

 しかし、これは、第十一回紀念祭西寮寮歌の『春爛漫の花の色』だったのですね。 ユーチューブでも聞くことができました。

 私、四十五年前にこの校歌でちょっとばかり驚いた事がありました。大学の新入生、クラスの飲み会で各自己紹介等があり、そこでこの春爛漫のメロディを校歌に使っている高校があったのです。

岩手県立一関第一高等学校で、明治三十一年(一八九八年)開校なので、一関一高の方が先かなとも思いますが、歴史のある学校です。この頃校歌のメロディに寮歌を使うという方法があったんだと思います。調べてみると岩手県立福岡高等学校も同じ曲を使っています。今のところ、三条高校も含めて三カ校が同じ曲を使っていると判明しました。もしかしたら、第二次世界大戦の敗戦で校歌を変えた所もあったのではないかと証拠はないのですが思ってもみます。

 一関一高出身の同級生とは高校野球の甲子園で対戦するといいなあと笑いあったことがあります。どちらが勝ってもメロディが同じだから歌えると。

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加茂支部だより(31年度源泉より)

(高31回卒) 小林正則


 加茂支部では昨年6月23日に、加茂市産業センターで支部総会が行われました。
これまで常に100名以上の出席がありましたが、高齢に伴い参加したくてもできない人も多くなり91名の出席でした。出席者は減ったものの、古川支部長をはじめとした幹事全員の頑張りで楽しい懇親会となりました。今回は田沢幹事の号令のもと有志の応援団も結成され、古川支部長の指揮で恒例の校歌斉唱を行い、最後は万歳三唱で締めました。

 私は4年前まで新潟市で仕事をしていたため三高同窓会には出席していませんでしたが、加茂市に戻ったことをきっかけに支部総会に顔を出すようになりました。
その後幹事を依頼され同窓会総会にも参加するようになりました。同窓会に参加するメリットとしては、旧交を温めることはもちろんですが、新たな出会いも期待できるところにあると思います。
私事ですが、昨年の同窓会総会において書家である泉田佑子さんと同席になったことをきっかけに泉田先生の書道教室に通うことになりました。
それまで自分が書道をやるなんて夢にも思わなかっただけに、この同窓会での出会いが現在の生活習慣を変える大きな転機になりました。
今では暮らしの中で「書」に親しむひと時があることによって心の安らぎを得られています。

 加茂支部総会では、昭和19年卒業の大先輩から平成15年卒業の若者までが世代の壁を超えて和気あいあいと交流しています。これまで同窓会に参加されたことのない方も是非一度顔を出されてみてはいかがでしょうか。

そこには新しい出会いが待っているかもしれません。最後になりますが、開催にあたり尽力いただいた古川支部長始め、斉藤・早田両事務局幹事と年度幹事一同に感謝申し上げます。

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「支部総会、年度幹事として」(30年度源泉より)

太 田 正 純(47年卒)

加茂支部では毎年6月下旬に、加茂市産業センターにて総会を、開催しています。今年度は出席者107名と、常に100名以上の出席を得て、盛会裏に実施できました。

卒業後初めて三高同窓会に参加したのは、10年ほど前、長岡支部でした。職場が長岡市内で、同僚から誘われて、各支部の同窓会に参加可能であることを知りました。

二度目は、異動により自宅のある加茂支部。60歳退職後、年度幹事を3年間務めました。今年度、総会前日に急遽申し込んだ同年度のMさん (三条市) は、Tシャツ姿での参加。支部同窓会と年度同窓会を勘違いして、軽い気持ちで参加したと弁明していましたが、久しぶりに年度の仲間に会いたい気持ちの強さからの行動ですから、嬉しかったです。 

開催にあたり古川洸支部長始め、斉藤・早田の両事務局幹事のリーダーシップには頭が下がりました。年3回の年度幹事会を実施し、総会の細部まで着々と準備を進めていただき、感謝しかありません。

6月上旬の年度幹事会では、司会や受付等の係分担の決定のほか、申し込み者の名札の年度別整理を行い、会費納入の有無の区別もしました。

総会当日の私は受付係。事前に年度別・食卓別に名札と要項を組ませておき、来場者に、素早く正確に、それらを渡すことを心がけるとともに、未納会費の集金をしていました。事務局幹事が、食卓単位に座席を決めていたのですが、ある年度受付係が直前に確認せず、食卓を変更したため、コップ・皿の数が不足することがあったことは反省点の一つと思います。

しばらく同窓会に参加していない方は、案内があったらご参加ください。総会後の二次会の同年会があれば、また楽しい時間となることでしょう。

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加茂支部だより(29年度源泉より)

中 山 祥 也

加茂支部では昨年6月17日に、加茂市産業センターで支部総会が行われ、全部で112人集まりました。

古川洸支部長をはじめとした実行委員のがんばりで、盛況のうちに支部総会を行うことができました。

この日は午後6時半に開会。古川支部長、横山同窓会副会長、上杉学校長挨拶のあと会計と監査報告、次期幹事の発表があり、そののち楽しい懇親会が行われました。それから午後8時半まで同窓生の懇談が行われました。

最後は皆と肩を組みあい一丸となって、古川支部長の指揮のもと校歌を歌いました。万歳三唱で終了。の卒業生仲間が不在か若干名であっても、年齢の違う卒業生同士でもじわじわと交流を楽しめるところです。1年に1度でも何回か交流していくと、じわじわとしたともいえない楽しさを味わうことができます。同窓会という「場の力」なのでしょうか。

昭和19年卒業の大先輩から、平成10年代卒業の若者まで集まり、ほんわかとしたじわじわした交流を味わうことができます。このじわじわした楽しさをなかなか周りの人に伝えられないのがつらいところですが、今後も毎年楽しい支部会が開催できるようにがんばりたいと思います。今まで来たことのない人も今後はぜひいらして下さい。

加茂支部プログアドレス
http://kamoshibu-sanjohigh.seesaa.net
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加茂支部だより(28年度源泉より)

平成9年卒 阿部 大輔

学生時代、そして料理の修業時代を過ごした京都から加茂に帰って2年程経ったある日、父親の友人(素敵な大先輩であられる)から「三条高校加茂支部同窓会」のチケットを頂いたのが『風空嚢を翻し♪』と、高校時代まともに唄った記憶のない校歌を年に一度熱唱する(同窓会に参加する)ようになるキッカケでした。これが支部同窓会に出席する楽しみであり、自分は「三高生」 であったと良い意味でのプライドを意識付けさせてくれる素敵な先輩後輩が集まっている事が、加茂支部の自慢であります。肩書き、権威にとらわれず、青春を過ごしたあの三年間に戻り、世代を越えなく時間を共有できる加茂支部同窓会が大好きです。そして、この様な時間が各支部毎に存在している事を想像するだけで嬉しくなってきます。

私が高校生の頃、現在の高校生の様に携帯電話を持っていませんでしたので、卒業して離ればなれになった友人と直接連絡をとる事は難しかったのですが、フェイスブック等のSNSによって連絡先を知らなかった旧友と、再びメッセージのやりとりや近況を伝えあう機会ができた事、本当にありがたいと思っております。しかしながら、やはり直接顔を合わせ会話する事に勝るものはないとも、同時に実感しております。

今年の正月には、我々'97年卒業生の同期会が行われました。卒業後2回日の開催となり各クラスの担任の先生方も出席されたそうです。私は残念ながら仕事でませんでしたが、その3年前に行われた学年同期会で久し振りに会う旧友との時間は、かけがえのない素晴らしい思い出となり、日々の仕事への活力となっています。やはり、同期の活躍程、刺激になるものはありません。そして、直接顔を合わす事の大切さをも痛感した時間でもありました。

さあ皆様、各支部で開催されている同窓会に足を運んでみましょう!8年前、チケットをくれた大先輩に感謝を込めて。

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平成25年度支部総会

支部長(高17回卒) 古川 洸
 
小正月に届いていたこの原稿依頼を〆切間際まで忘れており、一週間前に慌てて斉藤幹事に本年度の同窓会総会の写真を依頼した処、総会後の懇親会頭の校歌斉唱の場面でした。皆さんは出席者の顔触れをチェックし参加君数を数え、総会の規模を推定されると思います。来賓の学校長、同窓会々長は所用のため代理で奥田教頭、竹内副会長の各位から創立110周年事業の御祝と三高の現況についてお話を頂きました。そしてそのメインテーブルに長老の皆さんが位置しております。

此の度の招席者は116名。例年作名を越え、120名前後の会員が集います。現在の三高の在学生の内女子学生がが50%を超えるとの事、数年後当支部がより一層華やぐ事を期待したいと存じます。そして各テ」ブルは整然としています。今迄は打ち上げの万歳三唱前に最終前の盛り上げに校歌・応援歌を歌い、支同窓会の意気を高めていました。ところが今回私には二つの役があり、一に開宴の挨拶、二に校歌の指揮とあり、東京から遥々おいでの人先輩鶴巻さんの乾杯後の長い酒宴、そして校歌斉唱の指揮を執る事になっていました。私の役目として注ぐ注がれるが続き、その後五番迄ある校歌を正調にやれるかは疑問。 そこで一、二を合せて頂く様、登壇し開宴の挨拶の析申し上げ、実行致しました。当分この形にお願いしたいと存じます「 そして遠方からの参加のS46年卒の坪谷さんから万歳三唱を行なって頂き、無事幕を閉じる事が出来ました。斉藤幹事がこの変化を強調のため届けて頂いた写真と思い、叉多数の幹事さんが参加者を募って頂いた事、参加して頂いた皆様に感謝し、次年度の参加、協力をお願い申し上げる次第です。

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平成24年度支部総会
「新任の事」
支部長(高17回卒) 古川 洸

昨年の6月上旬、社務所の玄関に二人の姿が現われ「こんにちは」と言って入って
来ました。一人は斎藤氏一人は早田氏で顔見知りで何んの疑いも無く「どうぞ」と思う所だったのですが、二人一共となると別。「何かな」と思った瞬間、次に大森支部長がその後ろに立っておいででした。これは何かあるなと思いながら入っていただきました。話が出にくい一時が過ぎ、常任幹事の早田斎藤両氏から幹事会の決定により次期支部長を引受けて欲しいとの事でした。心の準備の無い私は仕事を理由に婉曲的に断わるよう話を向けましたが、やがて大森さんが「先輩の言う事を聞いて」と云う言葉をいただき、詳細を聞かずお引受けする事になりました。その後の支部同窓会総会において次期をお受けした挨拶をし、承認していただきました。総会は進み懇親会では110名を越える人達が何時も如く和やかな雰囲気の中、酒も進んでいましたが一人落着かない私でした。最終に校歌斉唱となり、指揮のため登壇したのは渡邊同窓会長でした。全員肩を組み声高らかに歌い上げましたが、会長の正調の指揮を見、驚きと共に懐しく三高時代が思い浮んで来ました。私も支部で宴の終に校歌、応援の指揮を長い間取っていました。しかしこの間母校では弱体化の進展、廃止の噂を聞いておりましたので残念に思っておりましたが、
渡漫会長が従前に復した旨を聞き、又直接その姿を見、伝統の維持、継続された事を確認し、嬉しく思いました。母校で過ごした日々を思い出し会員と共に今を楽しむ同窓会の意義を見つけ出した思いで一杯になりました。まさに「温故知新」を具現した喜びを感じさせていただきました。その後創立110周年の祝典の最終に渡邊同窓会長その音頭での校歌斉唱の盛上がり一片でも加茂に持ち込み、支部のより一層の盛上がりがあるよう、皆様のご協力を賜わり、新任の事を送ろうと心に思う次第です。

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平成23年度支部総会
「三条高校の思い出」 
高第32回卒 茂野 克司

高校と言えば青春時代だろうが、実際は、苦しく険しい道を練り歩くという三年間だった。私は、一年の最初、念願のバスケットボール部に入部したが、合宿であえなくリタイヤした。

その後、新聞部に入部した。その時の友達、先輩と今も付き合う事になろうとは、考えもしなかった。一期一会が、生涯の友になった訳である。

その一人が、最近結婚した。奥さんは、若くて美人でうらやましい限りである。人生は、どこでどうなるか判らない。

今日、読売新聞札幌支社勤務の新聞部の先輩から電話があり、朝日新聞に私が掲載された旨のFAXを頂いた。有り難いと感じた。縁は、どこでつながるか判らない。高校時代の縁が、いつ何時復活するか、わからない。

オランダにいる三高の友達から今年も年賀状が来た。彼も、フェイスブックしているだろうか?

高校時代は、とても大変な時期だった。毎日が、とにかくつらかった。勉強が、余りできず、遊びもせずに生徒会にのめり込んでいた。当時の倫理社会、藤井先生から多くを学んだ。良い先生だった。

私は、人生の多くを高校時代に学んだ。病んで失敗した事もあるが、人生に哲学を得た貴重な時期でもあった。

そんな高校時代を思い出してくれるのが、加茂支部の同窓会である。みんな成績が良かったのだろうが、社会に出て、酔ってしまえば、そんな事はもう関係ない。

私は、現在、桐たんすのメーカーを経営している。海外へも桐たんすを送り、商売している。これからでも遅くない。皆さん、桐たんす買って下さい。三高時代は、私にとって、人生の原点と言える。多くの先輩と友達に感謝したい。ありかたいと思う。

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平成22年度支部総会
「七夕の会」  
高第25回卒 早 田 秀 夫

三条高校同窓会加茂支部は、毎年6月の第三金曜日(特に、7月7日という訳ではない!)に、「総会」と「懇親を深める会」を開催している。

この会は、例年、現三条高校同窓会長様、並びに現三条高校校長様をご来賓としてお迎えし、これまで加茂市の発展に尽力されてこられた大先輩の方々。小池清彦加茂市長様をはじめ、現在の加茂市の政治・経済・文化の中核を担って活躍されている方々。そして、これから加茂市のよりよい未来を切り開いていくであろう若手の方々など、錚々たる顔ぶれが一堂に会しての集まりである。まさに一年に一回、「七夕の会」である。今年(平成22年度)は、130名の参加者があり、盛大な会となった。

私は、転勤があるため、十五年ぶりに加茂市に戻ってきた。その間は、なかなかこの会には出席できなかったが、これからはまた、都合がつく限り出席したいと考えている。

さて、久しぶりに出席してみて思ったことは、十五年前まで勤めていた市内中学校で教え子たちが立派に成長し、三高同窓会の仲間となって参加していることである。

当時の思い出話に花を咲かせながら、教え子たちの成長ぶりを誇らしく思う(決して私が関わったからではなく、当人たちの資質と努力のたまものである。)楽しみが増えたと実感している。


「どっけし」の思い
高第4回卒  大 森 康 正(平成22年度源泉より)

昭和25年の夏休み、生物部員の有志が弥彦の西側の浜辺で一週間、生物の採集や観察を楽しみながら過ごしたことがあった。当時3年生の伊藤三郎部長が計画したもので、前半の三泊四日組と後半の三泊四日組に分かれ、日中でメンバー・チェンジするものだったが、私だけ前後を通して一週間楽しませてもらった。

弥彦の海側の林間に蚊屋を吊り、むしろの上に毛布にくるまって、星空を眺めながら夜を過ごす。日々キャンプ場所を変えて、最後の日、野積の浜に移った。

現在の野積は広い砂浜が海へと大きく張り出しているが、当時は砂浜など全く無く、大小ゴツゴツの岩石が海へと続き、海中の岩場には牡蠣が沢山ついていた。金槌や釘抜きで殻を割って生牡蠣を食べた。生牡蠣は大変おいしく、みな沢山食べた。

その後が大変。たちまち腹痛と下痢。四人全員夜を通して大変だった。

早朝、野積の駐在所に全員ころげ込んで、助けを求めた。駐在さんは
「富山の薬しかないな。どの薬が効くか、効く薬、皆で探して飲みな・・・・・・」
と、薬の箱ごと出してくれたが、どの薬が効くのかわからない。

たまたま、"どっけし(毒消し)"を思いついて、駐在さんに尋ねると、"どっけし"ならある、と分けてくれ、みなそれを飲んだ。

"どっけし"の効果抜群。腹具合は間もなく治まり、キャンプをたたんで、バスと汽車を乗り継ぎ、家に帰れた。

果たして、"どっけし"が効いたものか。悪いものをみな出してあげてしまったからか?

高校時代の強烈な想い出の一つ。当時の伊藤三郎部長、今は故人となられている。

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平成21年度支部総会

高第20回卒 幹事 斎藤 正

昨年の加茂支部総会は、6月19日加茂市産業センターにおいて例年通り開催されました。加茂市の職場に勤務している関係で、二十年程前に長渾吉男大先輩からお誘いをいただき総会に出席することとなりましたが、本音を言えば、総会の後の懇親会で飲み、かつ世代を超えてお話をうかがうことが楽しみでした。ところが三年前の総会直前に、一年上の川崎先輩から突然の電話。出席の確認かと思っていたところに、来年度から幹事をやれとの仰せで、否応なく承諾させられました。(幹事をやってわかったことですが、その時点ではすでに総会資料の次期役員欄に私の名前が入っていたはず)加茂支部は、幹事がチケットを販売・配付する仕組みになっており、仕事の繁忙期と時期が重なることから、私が担当した年代の方々には案内が遅くなり二年にわたりご迷惑をおかけしました。総会が毎年6月の第3金曜日に決まっていればこそ、文句も言わず日程を空けて待っていて下さった方々に感謝です。ところで、加茂支部総会参加者の特徴は、中学時代の大先輩方から最近卒業をした若いメンバーまでの百名を超える同窓生が参加していることです。昨年の総会にも若いお嬢さんが二名当日直接参加してくれました。後日、その話を平成15年3月卒業の娘にしたところ、「たぶん、同年の二人だと思うよ。」とのこと。五十歳以上離れた人同士が、同じ三高時代の想いで時間と空間を共有していることは、同窓会総会なればこそと思います。これがもっと多くの同窓生に広がればと思い、まだ参加者名簿に記載されていなかった同年の高野君、浅野君に声をかけてみたところ、快く参加してくれました。幹事としてはこれが限界ですが、まだまだ、加茂・田上在住在勤で参加したことがない方も多くいらっしゃるのではないかと思います。昨年の二人のお嬢さんのように直接会場へお出でいただいて大歓迎です。ともあれ、今年の加茂支部総会は6月18日です。より多くの方から参加していただければと感じた幹事の二年間でした。

もっともこの問、大森支部長・斉藤幹事長にはご迷惑をおかけしっぱなしでした。この場を借りてお礼申し上げます。

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平成20年度支部総会

高第18回卒 五十嵐 正 俊

このたび「源泉」の加茂支部だよりの原稿依頼を受け、四十三年ぶりに三高の宿題を仕上げねばと筆を取りました。この四十三年が短く感じられ、漢文の安室先生の授業での『一寸の光陰軽んずべからず』が還暦を過ぎた現在骨身に染みています。

当支部は例年6月に支部総会を開催しておりますが、幹事の仕事はチケット(会券)売りが大仕事です。マンネリ化した総会に、いかにして会員各位から足を運んでもらうかが悩みのたねで、勢い強制的にチケットの押し売りとなりがちです。しかし、それを笑って引き受けてくれる同期の連中には感謝の気持ちで、「助かるなー」といった次第です。

それもこれも、当地区の同年生は少ないのに、還暦前にすでに当地区だけで二名も他界していたりと、チケットが売れる見込みが立たず幹事を辞めたいと心底思っていたからなのです。

そんな折、支部の話とは離れますが、昨年夏に、私達昭和41年卒業の3年11組の有志十数名が、旧下田村「嵐渓荘」に集合し、本当に表現出来ないほどの感動を得ました。
 それというのも、見附市の同級生小宮君が、私の店に顔を出して、それも杖をついて「おいっ同級会をセッテングしてくれ。みんなと会いたい。俺は病気をしてこんな体だ。いつどうなるかわからん。」と言うのです。そこで、急きょ私が発起人となり当支部の永井松二郎君が手伝ってくれ、知っている限りの人に連絡を取るということに。そしてなんとか十数名の顔が、当クラスのマドンナであった旧姓大野さん、現「嵐渓荘」のおかみさんの所に揃いました。仕事上の付き合いで中村君、淡路君、大学時代迷惑をかけて笑って許してくれた安達君、その他クラスの仲のいい連中が集まっての思い出深いクラス会となった次第です。

そんな中で淡路君がクラスの名簿作成に骨をおってくれました。それを基にして次回は盛大なクラス会を催すべく、そろそろ準備しなくてはと思っております。

これも加茂支部に毎回参加して校歌を歌うことによって三高を忘れなかったおかげだと思っています。「青春カムバック!」

今年の支部総会の開催は六月二十六日(金)です。大勢のご参加をお待ちしております。

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平成19年度支部総会

高第20回卒 早田 芳男

かつて、三高同窓会加茂支部は、旧制の三中に語呂を合わせて、毎年三月の中旬に開催されていた。

それに先んじて、会員メンバー宛に往復ハガキで出欠を取っていた。しかし、会員名簿が増えるに連れて通信費が年々膨大になり、ある年からチケット販売に切り替える事になった。

すると、3月中旬開催の総会に不都合だという声が多くの幹事から上がった。その理由とは、二つ。

一つは、幹事がチケットを販売・配布する時期が、1月末頃から2月に掛かるため雪の中、凍えながら回らなければならない事。いま一つは、三月が転勤、引越しなどで、メンバーの出席が多く見込めない事。
 
それを契機に支部総会は、概ね現在の六月中・下旬に開催されることになっている。

では、何故6月中・下旬なのか、ここからは筆者の独断と偏見による推測であるが、第一に、支部長の日程(当たり前だ!)第二には、加茂だからの理由。それは、4月に雪椿祭、5月21日は加茂祭、6月15日には、上条祭と、いわば祭の加茂のメーン行事があるからだ。それに尚、二つの祭の主催神社の宮司さんが、お二人とも同窓生で欠かさず出席して頂けると支部会員が認識している。

はてさて、このようにして開催される支部総会であるが、会費はずっと以前から3500円と値上げせずに続いている。それには、引き受けてくれる大阪屋さんの並々ならぬご努力とご協力に寄る所が大である。心から感謝申しあげたい。

勿論、総会当日の出席率を見極める幹事の勘も大いにある。

同窓会が、先輩後輩との交流・同期の親睦がメーンであり、酒・肴は触媒に過ぎないのだが、ここ半年の物価、とりわけ食品の値上げを考えると、一考を要する。

とまれ、今年の加茂支部総会は6月27日(金)に開催されます。

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平成18年度支部総会
高第20回卒 斉藤正

県立高校全日制普通科の「全県一学区」への動きが急だ。

昭和40年春、学区改変があり、加茂からの三高入学が自由となった。前年まではいわゆる「越境入学」であり、従って様々な理由や形を整えることで入学に至る苦労があったと聞く。(同時に、三条実業高校も三条商業高校と三条工業高校とに分離独立した年でもあった。)

それ故に私達(昭和40年4月入学)からは三高への挑戦はやり易くなったようだ。
『昭和40年度生徒名簿』には、3年(11学級)665名、2年(11学級)606名、1年(12学級)635名とある。

その中で、加茂からの生徒は、3年生36名、2年生33名、1年生86名とあり、学区改変による入学者の急増の姿が明らかだ。

さてそこで、支部総会の出席計数の変遷を、昭和40年前後で区分けをし、10年前・20年前と比較して表してみた。

総じて若い世代の参加者が少ない。卒業人数は格段に多くなっているはずなのだが、それに比して参加人数が仲びていない。

どうも、三高への進学が自由・簡単に出来なかった世代ほど母校への思いが深く、誇りも高く持ち得ているが故に、会への愛着があり積極的な参加を見ることが出来るのではないか。先輩達の話を伺うにつれ、考えさせられるところだ。

前回の支部総会は、18年6月23日に開催された。

そこには毎年変わらぬ世代を超えた交流があり、嬉々とした談笑溢れる時間が流れる。

参加してみれば楽しい支部総会。今年は6月22日(金)に開催。

互いの参加が互いの元気の素。お誘い合わせてご来場を。

泉田知事も出席予定とのこと。
昭和61年 平成8年 平成18年
支部総会出席者数 157 148 122
内訳 昭和39年前入学 111 97 60
昭和40年後入学 46 51 62


 
 

 

 
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