平成18年5月1日　第39回卒　内山兼介　

去年の秋、ただ酒飲める！という甘い誘いで呼び出され、行ったのが総会幹事引継ぎ会だった。
私は、自分で言うが人がいい。頼まれるとイヤとは言えない。落ちこぼれて家業を細々と継いだ私が、見事「名前だけの」代表幹事に祭り上げられた。だから準備は辛かった。ポスターやチケットの制作で大失敗した。簡単に　「去年並みで」と発注したが、「五時開会」が大問題になった。今年は平日だ。去年、休日だったからたまたま五時になっただけで、決まり事で五時開会というわけではなかった。六時にすべきだった。この場をお借りしてお詫び申しあげます。

それからは、頻繁に幹事会を開いた。看板粘りやチケット発送、そしてビデオ制作やゴルフ大会。みんな忙しい中、やりくりして、嫁や子供に文句を言われながら、よく集まってくれた。
当日は雨だった。五時になっても半分以上空席だった。やばい！このままでは大赤字だ！議題も多く議事も長くなった。ビデオの前に乾杯を先にするか。いや、ビデオは渾身の作、しっかり見てもらいたい。会場準備の都合もある。予定どおりにやるしかない！大幅に遅れて懇親会になった。そのころには席も大分埋まってきて一安心。なんやかんや、滞りながらも、結局、総勢二百五十三人で大盛況のうちに終えることができた。ビデオも同窓会が寄贈した部室や、新校舎、それに校長先生や現役生徒も出演してもらい、大好評だった。

なんとか形を作ることができ、いろいろあったが、中健会長はじめ、荒木新枚長、事務局の寺尾さん、役員の皆様、そして頼りない代表幹事をささえて、献身的に働いてくれた、川沼、藤川、ヒス、衛、目黒夫妻、へろ、暢子、ほか、数え上げればきりなく、多くの人々の協力に感謝したい。
準備は大変だったが、やりとげた満足感と、失敗の悔しさと、またあらためて三高と、先輩方の偉大さじ入りました。ありがとうございました。