先人に感謝の誠を捧げて 〜若き青春の碑〜
「記念碑建立にあたって」 三条高等学校 前校長  荒木   勉
このたびは、旧校舎記念碑の建立、誠におめでとうございます。

本校旧校舎は、明治35年の開校に合わせて、4月30日に本校舎1棟と生徒控所1棟が落成したと百年記念誌「創痕」にあります。以来、平成17年に月岡の地に改築移転するまで、幾度かの増改築を経ながら102年間、四日町の地に在り続けました。そして旧校舎を学舎として巣立った同窓生は28,000人余にも上ります。ここには、互いに切磋琢磨しながら学び、走り、跳び、そして情熱を傾けて語り合った若者達の青春の時代が宝物として埋もれております。こうしたこれまでの歴史を記念し若者達が生きてきた証として、ここに碑が建立されますことは誠に喜ばしいことであります。

これからはこの碑の前を通る次代を担う若者達が、三条高校の歴史と先達の活躍に思いをはせ、地域の新たなリーダーに成ろうと意欲を高め、奮起してくれることを祈念しましてご挨拶といたします。
旧校舎跡地に「記念碑建立にあたり」  三条高等学校同窓会 前会長 中條 耕二
三条高校は、明治35年の創立から107年目を迎えました。幾多の時代の変遷や度重なる災害を乗り越えて、四日町校舎から月岡の地へと改築移転完了、すでに4年を経過しております。

県から三条市へ旧校舎跡地は移管され、一世紀にわたり2万8千余名の同窓生を輩出したこの地に記念碑建立のお願いを、三条市長はじめご当局に陳情申し上げた所、特別なるご高配とご許可のご快諾をいただき、昨秋より同窓会あげて記念碑建立のスタートを切ることができました。心から感謝申し上げます。

時節柄、世界経済の激変がはじまる中でありましたが、同窓生諸兄より目標額を上回る浄財が集まり、平成20年12月22日大安吉日を選び、八幡宮宮司により建立の安全を祈願し、若槻石材店の施工で開始、平成21年4月16日完了、除幕式挙行、記念祝賀パーティと極めて順調に推移することができました。

これも偏に三条市当局、学校、地域の方々をはじめ同窓生諸兄の格別なご協力の賜物と、改めて心から感謝とお礼を申し上げます。

この記念碑建立は、同窓生にとりまして若き青春をこの地で情熱を燃やした生きた証となり、旧校舎において心から感動や希望を与えていただいたお礼の意味合いを含め、母校の栄光を祈願するものであります。ご支援ご協力をいただいた同窓生諸兄及び、学校ご当局関係各位に改めてお礼を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。


記念碑建立位置等
碑の大きさ 高さ1.9M、幅2.5M、厚さ0.6M、重さ7トン自然石(安田石)
記念碑に向かってはるか守門岳を望む。
記念碑前方延長方向に開校当時の校舎があった。
碑に向かって手前のやや小さな石は弥彦山を表す。
碑の周辺の御影石の床は「五十嵐川・信濃川」の水の流れを表す。
碑文は故池上蒼江氏(書道部初代部長)の揮毫。
碑の裏面には中学・高校の沿革を記す。
タイムカプセルに記念の資料等を入れ、50年後(2059年)の開封を願う。

  旧校舎記念碑建立特別委員会 建立委員長 熊倉昌平
                             募金委員長 小林敬典
三条市に陳情 記念碑建設中
地鎮及び安全祈願祭 除幕式国定市長
記念碑除幕 新旧役員 記念碑と記念撮影
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